velo spicaの定番8パネルベースボールキャップFlipper Capの2024年新作です。
ボディのメインファブリックは、今回から日本製の透湿撥水ナイロンに変更されています。撥水性・速乾性に加えて、蒸れにくさがアップしました。
また、つば裏には速乾性に優れた100%ポリエステル サテンに切り替えています。これにより汗をかいた時にツバ裏に汗を逃す作りになっており、ナイロン繊維にありがちな汗染み軽減。肌に触れる汗止めは、こちらも定番のCOOLMAX®︎製。
背面には、ストラップのバタつきを防ぐ、ホイッスル付きストラップキーパーが付属します。
素材はもちろんでディテールにも拘りました。ヴィンテージのベースボールキャップにも見られる8パネルのパターンは、頭に沿った美しい丸みが特徴です。実際の被りの深さに対して帽子がコンパクトで浅めに見えるデザインは今の気分に良くハマります。
近年一般的な6パネルと比べ、パーツが多く、手間が掛かる仕様ですので、8パネルをやっているところ自体が減ってきています。さらに縫製に関して特筆すべきは、裏(下)糸がチェーンステッチ仕様で縫われているところです。 デニムでは今でも使われる事の多い仕様ですが、以前はアメリカ製のキャップの多くがこの仕様でした。 そんなヴィンテージへのオマージュです。
TECHな素材に古典的なディテールを掛け合わせたネオ・ヴィンテージと言えるのではないでしょうか。ちなみにこの裏チェーンステッチで帽子を製作出来る工場は日本国内ではもう数社しか残っておらず、今後益々希少になってくるはずです。
ツバは前回同様、柔らかく折りたたむ事も出来、かつ形をキープさせやすい特殊な加工が施されたフレキシブル・バイザーを採用しています。またvelo spicaのツバの特徴でもあるフリップ・アップ(視界を広げたい時にはツバを上に跳ね上げる)して被ることも可能です。